グラフィックソフトで絵を描くときとアナログの手描きで描くとき
(2021年1月14日更新)
「絵を描く」というと
スケッチブックなどに鉛筆や絵筆などを使って描くことを想像される方が多いのでは。
でも最近はソフトやアプリを使って描く人も多いですよね。
デザイナーでありイラストも描く、私がよく使うグラフィックソフトを紹介してみます。
グラフィックソフト(この2つは鉄板)
illustrator(イラストレーター)
私は基本手描きが好きですがillustrator(イラストレーター)というグラフィックソフトを使って描くことも多々あります。
この場合、描き方が全く違います。
描くというよりは色紙などをパーツごとに切ってペタペタ貼り付けていく貼り絵のようなイメージで考えると分かり易いかと思います。
ベクターのパスで作ったパーツを重ねて1つの絵にしていくのが一般的なやり方です。
直線的なデザインのイラスト向きです。
ただillustratorでもある程度手描きの雰囲気を出すことはできます。線の設定を手描き風の線にすることもできるし、デフォルトで入ってる手書き風の線の種類も結構あります。
その他にも自作の手描きの線も設定することができます。
イラストだけでなく、POPやパンフレットなどを作るのによく使われる便利なソフトす。
イラストは下手をするとチープな印象になりがちです。でも、上手く描けているイラストも存在するので使いこなすと良いソフトだと思います。
photshop(フォトショップ)
スケッチブックに絵筆で描くイメージに近いのがphotshop(フォトショップ)というグラフィックソフトです。
リアルな手描きの味を出したいならこちらの方がおすすめです。
手描きならではの濃淡やにじみ、かすれなどをリアルに表現するのに向いています。
ソフトで描いていくこともできますが、私は手描きをスキャンしてphotshopで形を整え着色します。
繊細で感覚的な編集ができるので、水彩画のような絵を描くのにおすすめです。
illustratorのように直線的な表現は苦手なソフトです。描いたイラストをPOPなどに使用するときはillustratorに配置して仕上げるのが一般的なやり方です。
手描きに近い感じで描くなら
CLIP STUDIO(クリップスタジオ)
photshopよりも更に
アナログで絵を描くイメージに近いのが
CLIP STUDIO(クリップスタジオ)です。
ペイントツールのスタンダード【CLIP STUDIO PAINT PRO】
手描きの感覚が好きな人なら解ると思いますが、とにかく気持ちよく描けます。
線の種類もいろいろあり、漫画を描くにも便利なソフトです。
私はストックイラストなどに登録する手描き風のイラストを描くことが多いですが、同じようなものをillustratorで描くと私の場合かなり時間がかかります。ストレスでもあります。
お気に入りのwacomのペンタブで描くと
書き心地もかなり紙に描く感じに近いので
組み合わせとしては
CLIP STUDIO + wacomペンタブ(Wacom Intuos Pro Medium(338 x 219 x 8 mm)
Wacom Pro Pen 2)が最高です。
ワコムからプロフェッショナルペンタブレット「Intuos Pro」登場
illustratorやphotshopのように商業デザインや印刷ではあまり使われていない印象です。販促物に使用するときはデータ変換が必要だと思います。
でもでも結局は
ソフトを3種紹介しましたが、描き方としては、私はどれも好きですが、結局下絵は本当の手描きで紙に筆で描くのが一番やりやすいです。イメージを形にしやすいからです。
なので、それをスキャンしてグラフィックソフトで仕上げる形が多いです。
それぞれ良さはあるけど、私はやっぱり紙に筆で描くのが一番楽しいです。
商業イラストも楽しいけど作品として描く場合は、アナログの手描きとグラフィックソフトを合わせた形が私には上手く表現できる気がします。