【ストックイラスト】クリスタでアナログ風に描いてみた(手描きが好きな人にオススメ)

ストックイラスト向けに、クリスタ使用でアナログ風に描いてみました

(2021年8月13更新)

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デジタルでアナログ風に描きたいけどベクターで描くのが苦手。

ホントの手描きなら上手く描けるのになぁ〜

でも、ストックイラストはデジタルじゃないと無理なんじゃないの?

 

こんな人に向けてデジタルでアナログ風に、アナログに近い感覚でイラストを描く方法を紹介します。

最近は絵を描くためのソフトや道具のクオリティが上がってきて手描きに近い感覚でイラストを描くことが可能です。

クリスタで、アナログ風に描いた例

クリップスタジオ(クリスタ)というソフトを使います。ペンタブレットでパソコンやタブレットの画面に描いてきます。

魚のイラストを描きます

下のデフォルトで入っているブラシのみ使用しました。
普通にペンタブレットを筆やペンの様に使用して描きます。
アナログなら筆を太さによって持ち変えるように、ブラシを変えながら思い通りに描くのみです。

❶太めのブラシで大雑把な輪郭を描きます。

❷さらに細めのブラシで細かく描きます。

❸絵の具で描くように色をつければ出来上がりです。

すべて乗算にして下の色が透けるようにしておきます。
レイヤーは下のように分けています。

モノクロの輪郭だけを取り出してベクター化するなどを前提にすればレイヤーで分けておくのが便利です。

描き方というほど難しい内容ではありませんでしたね。
アナログに近い描き方なので、その人の感性によって仕上がりがかなり変わってきます。

【比較】「手描き」で筆で描きました。

筆で本当の手描きで描くと掠れなどが強く出て、かなりアナログの手描き感が強くなります。(当たり前ですが)

クリスタでもかなり手描き感は出ますが、少しマーカーやペンで書いた雰囲気になり丸い優しい感じになります。
(クリスタでもっと手描き風に描くこともできるかもしれませんが、私が描くとこうなります。)

【比較】「イラストレーター」で描きました。

ベクターで描いて線を和風ブラシに変換するやり方です。

手描きっぽくはなってますが、どこかデジタルっぽい、直線的な感じが残ります。
(私が描くとこうなります。)

しかしベクター変換不要なので便利ではあります。
ベクターで描くのが得意な人やシャープなイラストが好きな人はこちらがおすすめです。

(使用用途のイメージ)
●和風コテコテのメニューに大きく使う
⇒ ガチ手描き
●もう少し優しい印象の広告物に使う、カットとして小さく使う
⇒ クリスタ
●説明的に使う、カットとして小さく使う
⇒ イラストレーター

上のような感じだと思います。

3タイプありますが描くのにかかる時間は、そんなに変わりません。

描く楽しさに順位をつけるなら

  1. 手描き
  2. クリスタ
  3. イラストレーター

私の場合は上のようになります。

描き方は3種全く違います。
デジタルで描く前提で手描きのアナログ感を出したいならクリスタが描きやすいです。

 

手描きのアナログ感はクリスタがおすすめな理由

❶ガチの手描きにかなり近い感覚

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(アナログなら描けるのに)ベクターになると不器用で

形を取るのに時間がかかり、それがストレスで何とかしたいです。

このような方でもクリスタで描くのはイラストレーターでベクターで描く場合と違います。

本当にアナログで描く感覚に近いので描きやすいです。

photshopでも似たような描き方ができますが、クリスタの方が更に紙にアナログで描く感覚に近いです。

お絵かきソフトで他のものも使ったことがありますが、複雑すぎて使い勝手が悪い、線の出てくる速度が遅い(私のパソコンのせいか)などでイマイチだったこともあり、今のところクリスタが最強です。

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(作業環境)
ただ、私の場合はソフトだけではなく作業環境もいろいろ試しました。

今は大画面のパソコンに板タブで描くという環境になっています。

そのあたりも手描きに近い感覚で描けるということにもつながっていると思います。

液タブが合う人、ipad proにアップルペンシルで描く人、いろいろだと思います。

私は両方試しましたが、私の生活だと、猫背で描くのが辛い、持ち歩く必要がないということから今の形に落ち着いてます。ipad proもたまに使います。

ちなみに現在使用中のワコムのペンタブレットの感触が絶妙に素晴らしいです。

 

 

❷ベクター化もできる(イラストレーター使用)

クリスタで描いたものをストックイラストに登録する場合は、データ形式をjpegにすれば登録できます。(サイトによりサイズなどの規定が違うので調節は必要)

デザイナーがポスターなどのパーツとして使用する場合、ベクター形式もあればありがたいです。

なのでベクター形式にできれば、やはり程度売れやすいと思います。

(私がデザイナーとしてイラストをダウンロードするときイラストレーター形式を選ぶことが多いので)

 

ただ、ベクター化するのにかかる時間などを考えると、jpeg形式のみで登録した方が早いし、その分量産できます。

イラストのタッチによってはjpeg形式でも売れるので、ここは人それぞれでいいと思います。

ちなみに私はデジタルで描いた場合はベクター化しますが、手描きで描いた場合はセット化する場合や、特に懇親のものだけをベクター化します。

ガチ手描きもベクター化できますが、場合によりパスが多すぎて重く複雑なデータになります。なのでjpegの方が扱いやすい場合もあります。

そういった意味ではクリスタの方が便利です。

 

ガチの手描きではどうなの

●スペースや時間が許すならそれもあり

「手描きが好きなら、本当の手描きでいいんじゃないの」

という疑問も出てきそうですが、それもありだと思います。

ただ、私の場合、筆で下絵を描きますが、大きな机を2つ使って、いつも紙がたくさん置いてある状態、墨汁も筆も皿も描きたくなったらいつでも描けるように置きっぱなしのスタンバイ状態です。

一度にたくさん描くので描いた下絵は乾かすために部屋中に置きまくります。

そういった生活ができるので成り立っているところもあります。

なので、

  • スペースがない
  • 後片付けがめんどう
  • 部屋が汚れる
  • 気を使う人がいる

そのあたりの条件がクリアできるかがキモだと思います。

ただ、売れるとか、効率とかが関係なければ、手描きで絵を描くことが本当に楽しいので、ゆっくり楽しくやりたい方は、いろいろ手間がかかってもそれでOKだと思います。

まとめ

手描きから出発した人は、ソフトで描くのが苦手な人が多いと思います。ベクター変換なども苦手かもしれません。

ですがイラストのタイプがアナログよりになればなるほどjpeg形式での需要が大きくなります。

つまり、ベクター形式に変換などの手間をかけなくても売れるということです。

クオリティが高く、アナログの味が出ているものは、ストックイラストで大きなサイズのダウンロードも狙えると思います。

ソフトも上手く使えば便利なものですし、やり方の選択肢はいろいろあると思います。

私もいろいろ試してきました。
いろいろ迷うと思いますが始めた人から結果も出てきます。

楽しくて続きそうなやり方を選んでイラストの幅を広げていってはいかがでしょうか。

 

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