【ストックイラスト】生成AIとの付き合い方

(2024年10月14日)

私はストックイラストを数年続けていますが、

ここ何年かで生成AIでイラストが描けるということをよく耳にするようになりました。

確かに生成AIは近頃では目を見張る進化を感じます。

アナログで絵を描いていた自分が生成AIとどのように付き合っていくかを模索しております。

手探りでやり始めていることばかりですが、
少しは売れたりもしているので、現状の状態や考え方を記事にしてみたいと思います。
(私は生成AIはAdobe fairflyを使用しています)

»アドビソフトは学ぶと安くなる(Illustrator・photoshopなど)

こんなふうに考え試しています

生成AIについて思うこと

生成AIは最近よく耳にするけど詳しくは知らない、漠然と不安、そんな人も多いのでは。。。

私もそんな感じです。
ただこれは、ちゃんと調べたり実践して、ある程度どんなものか知ることができます。

多分方向性としては下のいずれかになるのでは。。。

○自分のイラストに活かす
○イラストを2方向に分ける(AIでストックイラスト/アナログで収益に繋がらなくても好きなイラストを描く、みたいな)
○自分には合わないから、別の好きなやり方でイラストを描く

ストックイラストで実践してみた

今、いくつかphotoshopで生成AIの素材を作ってますが、
少しは売れてるものもあります。

プレーンな背景素材(たまに売れます)
筆書き単品素材(魚など)(ごくたまに売れます)

本気の絵

絵画っぽいもの(まだ売れてません)

どれもまだまだ、数が少ないのでわかりませんが全く売れないわけではないなと思っています。

技術面で困ったこと

fairflyとphotoshopでは生成の精度が違う(下記の使い分けで使用)

fairflyではもちろん生成AI画像が作れますが、photoshopやイラストレーターの中にあるfairflyの機能でも作れます。

イラストレーターでは今の所、気に入ったイメージの絵が出ないのであまり使っていません。

photoshopでもイメージに近いものが出にくいです(日本人と入力しても明らかに日本人ではない人が出るetc)

fairflyでは比較的イメージに近いものが出るけどサイズが小さくなります。

なので下のような使い方をしています。

⚫︎大きなサイズで作りたい → photoshop
⚫︎イメージに近いものが作りたい → fairfly
⚫︎イメージに近いものをfairflyで作成し、
photoshopのスーパーズームで劣化を抑えながら拡大

輪郭を消したいことがしばしばある

普通にイラストを作成すると輪郭の強いタッチがでがちです。

私はそれが好きではありません。

プロンプトで画風(タッチ)を決めると防げたりします。

 

実際に絵画を描くときの技法らしいですが

スフマート技法(周りを描くことで輪郭を浮き立たせるような技法、モナリザの顔など)などをプロンプトに入れたりします。

和風のものは正しく出ない傾向

fairflyは日本のことをあまり知らないようです。

中々思うようにでないです。

一見クオリティは高いけど、日本人から見たら絶対変な日本ぽいものとかが出ます。

私自身は和風タッチがメインなので、自分で書く部分と組み合わせて描いていけないかと思ったのですが、

ほとんどの部分を自分で書いていても、一部にAIを使うとAIイラストということになるので心情的に損をした気になります。

それに筆なら描くのに時間はかからないので自分で書いてしまおう、アングルの参考にしてみようぐらいの気持ちで今は使っています。

メンタルとの付き合い方

私はイラストが好きで、イラストで生計を立てたいぐらいに思っています。

でも生成AIでイラストを描く(作る)ことが本当に楽しいと思えるかどうかわかりません。

自分のやりたい部分ができなくなり、自分がただの作業員になってしまうならAIでイラストは作りたくはないです。

それに、ストックイラストでAI素材をたくさん作ることでストックイラストで今まで描いたものが全てAIと思われてしまうと、なんとなく残念です。

私は個人的には、何かを説明するポスターのモデルの写真がAI素材であっても何とも思わないのですが、例えば、みかんのポスターで美味しそうにみかんを頬張っている子どもの写真がAIだったら心情的にちょっと残念に思います。

その辺の気持ちもAIがもっと一般的になるとまた変わっていくかもしれません。

商業用イラストと自分が好きで描いていくイラストも違うかもしれません。

AIが好きでも嫌いでも、多分世の中はAIありきで進んでいくと思います。

自分に合った上手な付き合い方を模索していこうと思います。

まとめ

ストックイラストはどうなっていくかは、とても気になりますが、私自身、今のところ素材の売れ行きには影響は出ていません。

AIが得意そうなタッチのものは描いてない、というより描けない(スーパーリアルとか)からかもしれません。

誰だって先のことはわからない、やれることをしっかりやって、あとは天に任せるしかないと思います。

手で絵を描かないで、タイピングで絵を作るなんて。。。
ストックイラストを始めた頃は、こんな日が来るとは夢にも思わなかったです。

でもAI以外にも昔なくて今は普通になっているものは、たくさんあります。

今のような無料イラストもなかったし、気軽にデジタルで絵を描く道具もなかったです。

AIは見方によっては恐ろしくもあるけど、面白くもあると思っているので

まだまだ未知数ですが上手な付き合い方を考えていきたいと思っています。

 

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