【ストックイラスト】(諦める力)が助けてくれた話

ストックイラスト(考え方)

(2021年6月6更新)

ストックイラストは、惰性で継続していてもだめ

ストックイラストは継続することが難しいです。

継続しても売れないことだってあります。

単価がとても安いので、頑張って描き続けても、その努力に見合う日は来るのでしょうか。

多くの人がぶつかる疑問だと思います。

 

イラストが上手いのに売れない人がたくさんいる

いきなり、ネガティブなお話になるかと思いますが

本当にストックイラストはイラストが上手いのに売れていない人がたくさんいます。

正直、ストックイラストを収入だけが目的で、数を増やす単純作業として描いているなら期限を切ったほうがいいと思います。

好きで描いているのなら全然いいと思います。描くこと自体が楽しいなら素晴らしいことだと思うし、人がとやかく言うことではないと思います。

でも、そうでないのに時間をたっぷり使って体力を消耗して、売れなければ得るものがないからです。

 

ストックイラストは参入者が多く、売れる人より売れない人の方がずっと多い現実があります。

イラストがすごく上手くても、需要に合わないとか、似た感じのイラストがたくさんあるなどで売れてこない人がたくさんいます。

もし、イラストを描くことがそこまで好きでなく、時間や体力をすごく使っているのに売れてこないなら、見切りをつけて他のことに時間を使うという選択もあると思います。

何年間かいろんな人を見てきて、ストックイラストの数が物凄く増えていくにつれ、正直そんなことも思ったりしています。

 

好きで描いているのなら全然いい

私のことを言いますと、好きで描いているのなら全然いいに当たるタイプなのですが

最初に提示した

頑張って描き続けても、その努力に見合う日は来るのでしょうか。

そのような疑問には、体当たりで、ぶつかりまくった末に、好きで描いてるのに売れないなんて悲しいこともありながら、思っていたこととは違う道が開けてきた気がします。

私は本当にイラストが好きなので、こんなに、はっきりと自分のやりたいことがあるだけで幸せもんだと思っています。

なので、全て納得でやっていることですが、数年前から、試行錯誤しながら、時には休んだり、やる気をなくしたりしながらストックイラストを続けてきて、起こったことや思ったことなど書いていきたいと思います。

最初のイラスト全く売れず

ストックイラストを最初に始めたときは、その時の私に描ける誠意いっぱいの力で手描きのファッションイラスト30枚を描きました。そして憧れのサイトに掲載されることになったのですが・・・

全く売れませんでした。

その頃は30枚もの数を、なまけものの自分に描ききれるだろうかと思っていたレベルなので、売れる以前に描ききれたことと審査に通ったことは嬉しかったです。

描いたので謎が解けた

その頃の憧れのサイトには、たくさんのアートの様なイラストが並んでいて、ここに並べれば、いくらかは売れてくるものなのか、それともめったに売れないのか、私はそれが謎でずっと知りたかった。

とりあえず自分のイラストに関しては、簡単に売れるものではないと知ることができました。

そして審査は簡単だけど、売れるのは難しい世界だということも、ぼんやりと肌感覚でわかってきました。

別サイト、別イラストも挑戦

売れる体験ができた0→1だ

その後、別のサイトに全く違うイラストを入れてみました。

いろんなタッチを入れたけど、和風筆タッチが登録してから1年ぐらいたったころから少しづつ売れてきました。

そのころに不労所得で食べていける日が来るのでは、という思いが生まれてきました。

5年後ぐらいには10万を超えて生活費レベルに〜そうなれば会社も辞められる

などと甘い夢を見ていました。

思いには遠く及ばず、そんなには売れない

ある程度(2〜3万ぐらい)までは良い感じで伸びていた売上が、そこから伸びず、下がったりもして、私の夢は見事に打ち砕かれました。

道が開けてきたかも

それでも、何か方法はないか考え、試行錯誤して描き続けました。

それから2年以上たったい今、売上が伸びたかというと少しづつは伸びています。

でも安定はしないし普通にバイトをした方が時給はいいかもしれません。

たまに流星のごとく現れて、描き始めて1年とか、早ければ1ヶ月ぐらいで月10万円以上稼ぐ人もいます。

それを思えば私はおせじにも売れているとは言えません。

ストックイラストが売れなくても、ストックイラストに助けられた

そんな中でも、以前から、たまにあったのですがストックイラストのサイトを通じて、たまにイラストの依頼をいただきます。

めったにないことだったのですが、最近、厳しい世情にもかかわらず、ポツポツとお声がけをいただくことが増えました。

最初に全然売れなかったサイトであるイメージナビさんからは毎年、年賀状デザインのご依頼をいただくし、PIXTAさんの私のイラストを見て力強い筆タッチのイラストを依頼されるパターンも多いです。

 

ストックイラストを、ただイラストを描いて売る仕事だけだと思うと安くて涙が出ますが、

イラストをたくさん描くことが勉強や練習になっている、しかもサイトの自分のページがポートフォリオ代わりになっている。

そう思えば、ダウンロードの金額以上の価値があります。

クライアントワークは、注文のイラストなので、ストックイラストより、通常、良い価格で描かせていただけます。

イラストの値打ちはプライスレス(でもプライスをつけなくてはならない)

イラストというものに、どれくらい値打ちを感じるかは人それぞれで、

【極端な例】

  • (ある人)紙に描いた絵ごときに、なぜお金を払う必要があるのか。
  • (ある人)芸術作品は、何億積んでも替えられない価値がある。

こんなのは極端な例ですが、本当に感じ方に開きがあります。

なので、見積もりだけで終わる場合もありますが、

ストックイラストを見て私のイラストを気に入って頼んでくださる方は

ちゃんと作品としての価値を感じてくださる方が多く

私は人見知りでクライアントワークが苦手だったのですが

対応の面や金額の面で

今まで、いやな思いをしたことは一度もありませんでした。

お金がすべてじゃないけれど、やっぱりそれも大事

お金が全てじゃないとはいえ、クライアントワークのときに提示されるイラスト代は、私のイラストにそれだけのお金を払ってもいいということなので、良い金額だとやっぱりうれしいです。

良い金額を提示されれば、見込まれてるんだなと思うし、プライドを持って、それだけの仕事をしてやろうと思います。

そういった仕事をもらえるきっかけになっているストックイラストは大変ありがたいし、本当に続けていてよかったと思います。

私のイラストに値打ちを感じてくれる人が、それなりにいるのなら、ちゃんと真面目に描いていけば、これからも、そうやってやっていけるのではないかという、ほのかな自信にもつながってきました。

選んでいく力

手描きでイラストを描くことが好きで、その中でもアート要素の強いきれいなファッションイラストが描きたかった。

あっという間にファッションイラストが売れて、人気のトップイラストレーターとはいかなかったけど、好きなイラストが描けて専業でなくてもプロとしての仕事もしている。

描きたければ、時間を作ってまたファッションイラストも描けばいい。それは自分がもっと頑張ればいいことです。

紆余曲折はあったけど、自分としては納得の生活を送っています。

(諦める力)が助けてくれた話

私は以前、有名な元陸上競技選手である 為末 大さん「諦める力」という本を読みました。


諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない [ 為末大 ]

これは私が以前よく見ていたビジネス系ユーチューバーの方のおすすめ本だったので読んでみたのですが、正直後ろ向きなタイトルだなぁと思っていたのですが、内容は全く違う前向きなものでした。

私にとってイラスト自体はライフワークなので、それで食べていけなくても続けていくものなので、諦めるという範疇にはないです。

ただ、その本には、日本では「諦める」「やめる」というとマイナスのイメージだけど「選び直す」「修正する」という言い方もあるという意味合いのことが、書いてありました。

私もそれはそう思いました。人生は一度でピッタリ合うものに巡り会えるとは限らない、何度も「選び直す」「修正する」ことで、その人にとって幸せな人生になれば、それでいいと思います。

私もイラストを描く中では、優先順位を「選び直したり」描き方を「修正したり」してきました。

からっぽな精神論ではなく、より現実的で人それぞれの幸せな生き方に向き合える、良い本だと思いました。

今自分が走っている人生とその横に走っているいくつかの人生は、俯瞰してみれば、同じゴールにつながる別のルートである可能性もある。

直線的にゴールに向かう最短ルートもあれば、少し回り道かもしれないが、確実にゴールに到達するルートだってある。

このことを意識しているだけで、何かをやめたり、諦めたりすることに積極的な意味を感じ取ることができるだろう。

引用元:為末 大 諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

まとめ

ストックイラストも本気でやれば時間も体力も使います。どちらも有限です。

楽しいなら続けることも素晴らしいと思いますが、ある程度続けても上手くいかないなら修正しながら続ける、場合によっては距離をおいてみる、他のことをやってみる、そんな選択もありだと思います。

ストックイラストは、また、すぐ始めることもできるので!

まず継続が難しいストックイラストなので、継続できただけでも素晴らしいですが、その努力を無駄にしないためにも、その向こう側にあることについても、今回は考えてみました。

選び直したり、修正したり、考えてやっぱり続行したり、そんなことができるのは、その位置まで来た人だけです。それだけでも私は素晴らしいことだと思います。

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