久しぶりの更新となります。記事はサボっていましたがストックイラストは続けておりました。
この記事は、ストックイラストでいつもと違う高級路線に挑戦してみて解ったことや感じたことを記事にしています。
»無料登録クラウドソーシング・在宅ワークなら【Craudia(クラウディア)】
高級路線に挑戦しました
私はストックイラストを7〜8年やっています。また、デザイナーをやっているので、もっと昔からストックイラスト的なもののことは知っていました。
なので最近主流のマイクロストック(PIXTAさんやイラストACさんなど)以外にストックイラストにも価格設定がもっと高級なものがあることを知っていました。
というより昔はこれが普通でこれしかなかったです。
ストックイラストという言葉もなかったし写真のリース素材の合間にたまにイラストの素材があるぐらいで数も少なかったです。
単価を上げたい思いから
私は現状PIXTAさんなどでイラストを売っていますが、おかげさまである程度コンスタントに売れるようになったのですが、もっと単価が上がればな〜っと思っていました。
なので高級な価格設定のストックイラストサイトの審査に出すことにしました。
(一度イラストを使用するのに条件により3万円とか5万円とかかかるイメージです)
(使用期間が決まっている場合もあり二次使用に料金がかかるときがあります)
今の私には夢のような話です。でも、イラストを作品として大事にしている感じが嬉しかったし、うまくいけば収入もアップすると思い挑戦することにしました。
30枚と50枚は違う
高級路線は審査枚数が決まっていて、私が挑戦したサイトは作品数50点以上必要でした。(この辺もいつものマイクロストックとは違う)
カット程度のイラストでも50枚は大変です。私が審査に出したいイラストは筆で書いてphotoshopで仕上げるので50枚描くにはとても時間がかかります。それが解っているので今まで審査に出せなかった、というよりサボっていて出さなかった。
でも、それじゃ何も進まんと思って一念発揮することにしました。
以前イメージナビさんの審査に出したときも1年ぐらいかけて30枚以上描きました。それも時間がかかったけど30枚はまだ、頑張ればそこそこでゴールが見えてくる、50枚は頑張っても頑張ってもまだ半分いってない〜という感じで高級路線は審査へのハードルも高い、やっぱり違うなと思いました。
1枚目を描き始めたのが2021年7月です。日頃書いているマイクロストック用のイラストも描きながら、休んだりサボったりしながら2022年11月にやっと描き上げて審査に出すことができました。
審査に落ちました
作品データを送って間もなく返事をいただき、この作品はロイヤリティーフリーにしたいかライツマネージドにしたいか、また独占契約にできるかなどの、ご質問をメールでいただきました。
私はせっかくの挑戦だからと思いライツマネージド(この方が高級路線)で独占契約でお願いします。と返事を送りました。
間もなくしてメールで採用見送りの丁寧なお返事をいただきました。
残念!でも仕方がない
私の力不足と思いました。というのは私はどんなイラストを描いても、マイクロストック用のものでも自分で納得の気に入ったものが描けたことがないのです。いつもどこか気に入らないけど、今はこれ以上できないからと審査には出してました。
落ちた理由を聞いてみました
今後の為にメールで丁寧に不採用の理由を聞いてみました。
ドキドキしました。迷惑がられるかもしれないしれないし、私の作品の悪いところが明らかになるかもしれないからです。
それに対して、これもまた丁寧な返信をいただきました。
まずはそのサイトでは(たぶんどのサイトでも)高級路線はほとんど売れなくなっているとのことです。
とても上手な作家の人の作品でも、特別な作品(スポーツや偉人の肖像、書き込まれたシリーズ物)以外は売れていないそうです。
そちらの会社は複数サイトを運営されてますが売れているのは同じ系列の低価格路線のサイトばかりだそうです。
私のイラストはクオリティよりタッチが低価格路線の向きとのことです。
理由としては
「一つの被写体に寄ったアイコン的な作品」だからのようです。
もしかしたらオブラートに包んでくださってるのかもですが
確かに、その状況なら私の作品が仮に審査に通ったとしても売れるはずはない。
私の中でふんわりとあった〜あわよくば高級路線で売れて箔が付いて売上げもアップ〜は消えてしまいましたが、
「今どきストックイラストに何万円も出す人めったにいない」「ましてや私の作品はそこまでではない」ということを知ることができた思いです。
聞いてみてよかったです。
まとめ
残念な結果でしたが、50枚描いてよかったです。
いつものストックイラストと違って一つ一つ良く考えたしパワーも使いました。これが良い経験ですね。
描いたものは手元に残るし、最近価格破壊が進んでいると感じるストックイラストの現状も知ることができました。
いただいたメールにも描いてあったのですが、今は低価格路線や無料イラストもどんどんクオリティが上がってきてます。マイクロストックだからクオリティが低いとは一概にいえないと思います。
どのようにイラストを描いていくか売っていくか悩ましい現状ですが、イラストを描くのはやっぱり楽しいので、私が始めた頃とは随分変わってしまったイラスト界隈の現状を踏まえながらも引き続き楽しく描いていきたいとおもいます。