和風のデザインの王道
今時はデザイナーでなくても
ソフトを使ってPOPやラベルなどを
pcを使ってデザインをする人も
多いと思いますが
たまたま必要に迫られたけど
プロでもないのに、どうしたらいいか解らない?
別に本格的に勉強する気もないし
お金を払ってまでプロに頼む気もない。
そんな人も多いのでは?
因みに私はプロのデザイナーですが
20年以上もデザインをしていると
デザインは感覚だとはいえ
型とかパターン、コツなどもあるし
そういったものが
自然に身についてきたりもします。
今回は私が何度も仕事で使った
和風のデザインを早く
それなりにカッコよく作りたいときの
一つのパターンを紹介します。
仕上がりはこんな感じです。
お酒のラベルです。
- 使用ソフト/ illustrator
白背景に品名の筆文字バーン
① 白い正方形を描きます。
品名の筆文字を用意します。
用意する方法はこんな感んじ
- 自分で書く
- 誰かに描いてもらう
- 無料素材を探す
- 有料でプロに描いてもらう
コレどれもムリって人も多いと思います。
それなら筆文字のフリーフォントを使う
という方法もありますが
今回のは早く簡単に作る
という事なので
pcにデフォルトで入ってるような
フォントを使います。
② 文字をこんな風に打って線の設定で太くしてください。
(好みによりそのままでも良いかもしれません。)
③ アウトライン化(command+shit+O)する
アウトライン化して
部分的に伸ばす斜めにするなど
タイトルっぽく見せる為
少しアレンジします。
(手順)
①グループ化を外す(command+shit+G)
②配置をアレンジ(この場合左右に文字をずらす
③文字に大小をつける(この場合「舞」を大きく)
④バランスで文字をやや細くする
⑤文字を斜めにする(左のツールボックスのシアーツールを使用)
そして他の必要な文字を
空いてるところに入れる。
このとき太い文字と細い文字の強弱が
しっかりついてると見栄えが良い場合が多いです。
③ 2重の黒い枠で囲む
二重の枠で囲みます。
外は太く、内側は細く
外側の枠は端っこギリギリに
なりすぎないように
(コレはプリントしたとき
欠けたりズレたりを防ぐ為です。)
あとは純米酒の横にもラインを入れて
全体を読みやすく引き締めしめます。
④ 赤い落款(ハンコ)に関連性のある文字
赤い四角を描きます。
そこに関連性のある文字を入れ
ここでは「寿」を書き落款(ハンコ)風にします。
やや角丸にして、白い囲み系をつける。
効果→パスの変形→ラフ
などで手書き風にすると雰囲気が出ます。
ここでは下のような数値にしました。
⑤ 背景に素材を薄く入れる
背景にうっすらと
素材や柄を入れると
それらしくなりますが
コレは無料ダウンロードにもいろいろあるし
簡単な形なら作ってもオッケーです。
ここでは丸を何個か描いて背景にしてみました。
重ねたところを透けさせるには
上のメニューより
(ウィンドウ→透明→乗算)
ただ背景がなくても
和紙風の紙にプリントするなら
紙の質感で良い感じになると思います。
出来上がり
こんな感じに出来上がりました。
色は簡単に変えられるので
お好みでいろいろアレンジもできます。
どれも、ちょっとしたことですが
雰囲気が出て
イラストレーターを少し使える人なら
そんなに時間もかかからずできるのでは。
まとめ
このやり方は
実は私がまだまだペーペーの頃
同じ職場の優秀なデザイナーさんに
教えてもらった裏技的なものです。
和風ラベルのデザイン2案
3時までに仕上げなければいけない
でも、もう、1時半なのに
1案が思いつかない。
そんな状態で教えてもらった記憶があります。
かなり昔のことではありますが
今も誰かの役に立てばいいな〜